日本青年会議所 建設部会 2020年度 副部会長所信

関東地区担当
副部会長
中村 謙

国民生活、あるいは経済活動の礎を支える国家の基幹的な産業である建設業は、本年開催される東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会、海外観光客増に伴うホテル建設など設備投資増、高度成長期に激増した社会インフラの老朽化に伴う補修・改修需要、リニア新幹線、災害多発による国土強靱化工事需要など、「失われた20年」と言われる不景気時代と比べ、大きく状況が好転しました。しかしその一方で、労働人口の減少・高齢化、長時間労働、低賃金などの多くの課題を残しており、個々の企業や行政はもちろん、建設産業や建築物・建設物に関わる様々なステークホルダーをすべて巻き込んで、取り組みを講じていく必要があります。

まずは、人口減少や少子高齢化に伴い、我が国全体の生産年齢人口が減少するなか、建設業が今後も持続的に社会的役割を果たしていくためには、将来にわたり担い手を確保し育成していくことが重要であります。建設業に関わる我々が、国土交通省が進める「外国人建設就労者受入事業」の内容を具体的かつ明確にし、現地での状況を把握することで、建設産業における人材不足問題の動向を的確に捉え、環境変化に順応する企業の発展への 一助となります。また、会員企業が外国人技能実習制度を正しく理解し、活用することにより、 外国企業との関係強化、経営の国際化など新たな取り組み、工夫を展開できる国際ミッションを実施します。さらに、会員企業より国際ミッションでの経験や様々な問題点、解決策を集約したものを根拠として、建設業界の動向や業務効率化・省略化に向けた取り組みを作成し、官公庁意見交換会議の場において提言します。

関東地区担当副部会長として、災害大国日本において、建設部会の広域性メリットである会員同士のネットワークを活用し、災害時に必要な情報を素早く伝えるとともに、東日本大震災、熊本地震からの復興、全国各地で相次ぐ自然災害に対して被災地の復旧・復興に全力を尽くします。 絶えず変化し続ける建設業界だからこそ、「真に豊かな社会づくりに貢献する」を実践する我々が、様々な問題解決に向け挑戦することにより、脈々と受け継がれてきた歴史と伝統を継承し、建設部会のつながりを最大限に活かせる魅力溢れる「絆」へと創造します。

関東地区担当 副部会長
中村 謙