日本青年会議所 建設部会 2020年度 副部会長所信

北海道・東北地区担当
副部会長
阿部 伸一郎

東北地方に甚大な被害をもたらした東日本大震災から9年が経とうとしています。被害が集中した沿岸部では依然復興工事が継続されておりますが、政府の定めた集中復興期間が終了し復興・創生期間も最終年度と復興需要の収束が鮮明になりつつあり「ポスト復興」の姿をどのように描いていくかが喫緊の課題となっております。また現場の人手不足は深刻で、労務費高に直結しており人手不足を主な原因とする倒産の件数が、建設業は近年他業種と比べて高い水準で推移しているのが現状です。休日の少なさや長時間労働など厳しい労務環境のイメージにより建設業の若者離れが進んでおり未来の日本を担う若者に建設業の魅力を伝え日本のインフラを支える若き同士を増やすことも未来の建設業を担う責任世代である我々の責務でもあります。業界が抱える問題は多岐にわたりますがJC綱領を基盤とした会員相互の強固な連携で、建設業のさらなる発展に向け運動を展開していく必要があります。

日本青年会議所建設部会が主催する事業や諸会議に参加することは、建設業界を牽引する全国各地のリーダーと交流を図れる機会であり、各地建設クラブが主催する事業に参加することは、同エリアで同じ業種のメンバーが集まるからこそ、会員のビジネスにとって直接的に有益な効果をもたらす機会であります。今後さらに拍車のかかる人手不足の外部環境を見据えてもメンバー企業同士が繋がり協力していくことは大変意義深いことでもあり建設部会綱領の観点においても建設部会のあるべき姿であります。この部会で育まれた友情は会員企業にとってかけがえのない財産になると確信しているからこそ、一人でも多くの部会員に各種事業に積極的に参加するよう促して参ります。

3月に開催される定例会では建設業が直面する労働環境の現状と取り組むべき内容について問題定義の機会とし、岩手で開催される9月の正副部会長会議では2018年に開催された全国部会員大会東北大会のような各地東北地区建設クラブがひとつになれる機会となるよう努めて参ります。

 私たちが携わる建設業は日本のインフラを支えるだけでなく日本人の生活に大きく貢献している誇るべき仕事です。この建設部会活動を通じ、次世代に建設業の魅力を発信し、会員同士の親睦を深めると共にお互いに切磋琢磨しながらよりよい日本を創造していきましょう。

北海道・東北地区担当 副部会長
阿部 伸一郎